シリア文字
ܠܫܢܐ ܣܘܪܝܝܐ ܐܝܬܘܗܝ ܚܕ ܡܢ ܠܥܙ̈ܐ ܡܕ̈ܢܚܝܐ ܕܠܫܢܐ ܐܪܡܝܐ ܕܡܕܝܢܬܐ ܕܐܘܪܗܝ ܘܡܬܝܕܥ ܒܦܪܥܐ ܐܪܡܝܐ ܡܕܢܚܝܐ ܒܒܝܬ ܢܗܪ̈ܝܢ ܘܕܝܠܢܐܝܬ ܒܛܘܪ ܥܒܕ̈ܝܢ ܒܛܘܪܩܝܐ܆ ܢܝܫܐ ܕܘܝܩܝܦܕܝܐ ܐܝܬ ܗܘܐ ܕܫܬܐܣ ܘܝܩܝܦܕ̈ܝܬܐ ܒܟܠ ܠܫܢܐ ܒܒܪܝܬܐ. ܒܟܠ ܘܝܩܝܦܕܝܐ ܟܠ ܢܫܐ ܐܝܬ ܠܗ ܡܟܢܘܬܐ ܕܫܚܠܦ ܡܓ̈ܠܐ.
概要
中東の国、🇸🇾シリア🇸🇾でかつて使われていた独自の文字。 現代のシリアはアラブ化が進みほとんどアラビア語圏に取り込まれていますが、 少数派である一部のキリスト教信者は 古典シリア語(宗教用の言語=典礼言語)や アッシリア現代アラム語、 及びアラビア語(多くはアラビア文字で書かれる)を表記するためにこの文字を使用しています。 シリア以外にも🇱🇧レバノン🇱🇧、🇹🇷トルコ🇹🇷、 🇮🇶イラク🇮🇶、🇵🇸パレスチナ🇵🇸などの中東イスラム地域や、 🇮🇳インド🇮🇳のマラヤーラム語 (多くはマラヤーラム文字表記)でも 少数派であるキリスト教信者の間で使用されているようです。
アラビア文字と同様に母音字のみを記すアブジャドであり、 諸学者向けの教科書や聖書などにのみ母音の補助記号が付されます。 大文字や小文字といった区別は無く、 右から左に横書きで記され、 上から下に改行します。 文字を筆記体のように繋げて書き、単語のどの位置の文字かによって基本形、 語末接続形、語末非接続系形という 3つの形に変化するのもアラビア文字と似ていますね。 これは、シリア文字もアラビア文字と同様にアラム文字から派生した文字である ことに拠るものと思われます。
文字詳細
基本字
約物
数字
Unicode上のブロック位置
ブロック名(日本語) | Unicode範囲 | |
Syriac | シリア文字 | 0700-074F |
Syriac Supplement | シリア文字補助 | 0860-086F |
使用言語
自然言語
中東~コーカサス地域
アッシリア現代アラム語、古典シリア語、アラビア語(キリスト教信者の間で)
アジア
マラヤーラム語(キリスト教信者の間で)