アルメニア文字
Սա հայերեն գրի նմուշ է։
概要
コーカサス地域(中東と中央アジアの境界あたり)にある🇦🇲アルメニア🇦🇲という国で使われている、 アルメニア語を記すために メスロプ・マシュトツという人物が作った文字です。 ラテン文字と同じくアルファベット (母音を独立した文字として記す音素文字)であり、 形状もどことなくラテン文字に似ています。
しかしラテン文字に似ていても発音が一致する文字はほとんどなく、(例えばՍは[s]である) 「一見読めそうなのに何一つ読めない」というモヤモヤした気持ちを抱かせるのが特徴です。 ラテン文字の影響を受けているとされていますが、字形の成り立ちについては謎が残っています。
ラテン文字などと同じく、文頭や固有名詞などの強調語句を示すための大文字と、 それ以外で使われる小文字に大別され、 左から右に横書きで記され、上から下に改行します。 また、文中において単語指定ができる特殊な疑問符を使用する点が特徴的です。
↓例えばこんなふうに。単語のアクセント位置に挿入するという面白い書き方をします。
Սա ք՞ո գիրքն է:
文字詳細
基本字
約物
数字
Unicode上のブロック位置
ブロック名(日本語) | Unicode範囲 | |
Armenian | アルメニア文字 | 0530-058F |
Alphabetic Presentation Forms | アルファベット表示形 | FB00-FB4F |
使用言語
自然言語
中東~コーカサス地域
アルメニア語